
エラブタマダラ スペント
エラブタマダラカゲロウの♀は、午後から夕方、産卵に適した平瀬の流心上空に集まり一斉に着水して産卵する。産卵後の♀は、スペントになり、ほとんど死んだ状態にな離、集団でドリフターになる。だから、産卵場平瀬下流の流心系では、突然連続なライズが発生する。そうなると、マッチフライ以外ではとうてい太刀打ち出来ない。
ハッチシーンとは比べようもなく連発するライズは、マダラカゲロウスペントの可能性が高く、中でも、エラブタマダラカゲロウは、ハッチシーズンが長く大量に出る重要種である。
下のphは、連続ライズの捕食物で、ほとんどがエラブタマダラカゲロウのスペントである。一部混じっている赤褐色系のスペントは、アカマダラカゲロウのスペント。これも忘れないようにご注意。

マルツツトビケラ・キャプイマージャー
このフライパターンは、水面で羽化するマルツツトビケラが、うまく飛べずに、水面上でモゾモゾしている状態。
マルツツトビケラのハッチは、春から夏に多いが、湧水流では、春から晩秋までハッチが続く重要種。ところが、サイズが小さいのに加えて黒いウイングでほとんど見えないため、そのハッチに気づきにくく、ライズがあっても釣れないという厳しい状況になりやすい。もし、はっきりしたライズ があるのに、まったく釣れない経験があったら、それこそマルツツハッチの可能性が高い。マルツツの黒いウイングとそのサイズで、なかなか他のフライでは、マッチしにくいのです。
このフライのテイルシャックは、ヴェインファイバー の「ダークシャック」。アブドメンは、VFの「ライトケイヒル」に水性顔料マーカーでメイクアップ。ウイングは、VFの「ダークダン」を使っています。
マルツツトビケラのハッチは、春から夏に多いが、湧水流では、春から晩秋までハッチが続く重要種。ところが、サイズが小さいのに加えて黒いウイングでほとんど見えないため、そのハッチに気づきにくく、ライズがあっても釣れないという厳しい状況になりやすい。もし、はっきりしたライズ があるのに、まったく釣れない経験があったら、それこそマルツツハッチの可能性が高い。マルツツの黒いウイングとそのサイズで、なかなか他のフライでは、マッチしにくいのです。
このフライのテイルシャックは、ヴェインファイバー の「ダークシャック」。アブドメンは、VFの「ライトケイヒル」に水性顔料マーカーでメイクアップ。ウイングは、VFの「ダークダン」を使っています。
メイフライ・スペントスピナー
オオクママダラカゲロウなどをはじめとして、マダラカゲロウ各種、チラカゲロウやフタオカゲロウなど。中型から大型メイフライのスペントは、ハッチとは比較にならないほどの素晴らしいライズシーンを引き起こす。
これらのメススピナー(成虫)は、主に夕方や一部は朝、平瀬流心に飛来集合して水面上に直接卵塊を産み落とす。そして、産卵後のスペントスピナーはそのまま弱って流下する。
曇りや小雨、高い山地渓流などでは、天候によって日中に突然流下することもある。どの場合にも、ライズが突然連続的に発生したときに要注意。ハッチシーンとは、比べようもないライズシーンになる。
このパターンは、アブドメンにヴェインファイバー の「ライトケイヒル」を使い水性顔料マーカーでメイクしてある。ウイングも、VFの「ライトケイヒル」