Fly shop 01
水際で陸上羽化するオナシカワゲラ ハッチしてもすぐにウイングが伸びず 水際をウロウロするうち人ガレに落ちる 突き出し岩や岸際のライズにはこの羽化直後トラップドが抜群に効く
ウイングは ヴェインファイバー「シナモン」
イブニングの後半にハッチとスペントの流下が同時に来るという、なかなかの曲者がクシゲマダラカゲロウ。薄暮の中に突然ドッとくることからわかりにくく大変である。
アブドメン:ヴェインファイバー「ラスティ」
ウイング:VF[「キナリ」
日本のカディスといえばやっぱりシマトビケラ。ウルマーシマトビケラがその代表的。流れと石があればたくさんいて、春から晩秋までハッチがある。もっと大きなカディスは目立つけれども、本当によく食われているのは、このシマトビ系である。ウイングのヴェインファイバーは、釣っても釣ってもすぐ浮力を回復。すごくイージーに使えるのが特徴。ヴェインファイバーウイングのタイイングも簡単で、フライが回転することもありません。 テイル:ヴェインファイバー「ライトシャック」 アブドメン:VF「シマトビグリーン」 ウイング:VF「シナモン」
水面でハッチするタイプのカディス(トビケラ)のハッチがあるときにマッチするフライ。ウイングが、ヴェインファイバーの「シナモン」でよく浮いて、ファイバーに張りがあるので、何尾釣っても、CDCのようにヘタることなく使えます。
テイルシャックは、ヴェインファイバーの、ライトシャックを水性顔料マーカーでメイクしてあります。
ヒゲナガカワトビケラから、小さなコガタシマトビカラなどまで、サイズを合わせて便利に使えます。
シロハラコカゲロウは、日本全国の平瀬全域にたくさん生息してサイズも大きいことから、コカゲロウの代表種といえる。ハッチ(羽化)シーズンも長く、春の初めから初冬まで出てくる。
フライフィッシング的には、水面羽化のイマージング(羽化行動)関連とメススピナー(成虫)の水中産卵が重要なテーマとなる。
このトランジは、水面羽化途中(トラジショナル)のイメージにタイイングしてあり、ハッチシーンにマッチするフライ。
インジケーターとウイングだけにフロータントを部分付けして、シャックやフライボディにはフロータントは付けないでください。
川には、いつでも大中小のデプテラ(ハエ目)アダルトが飛び回っていて、流れにも落ちている。また、渓畔に樹木やブッシュが多いような流れには特に多く飛び回る。
ブッシュカバー、岸際、突き出し岩周りなどの散発的なライズには、デプテラパターンが抜群の結果をもたらしてくれる。
このフライのアブドメンには、ヴェインファイバーの「シナモン」ウイングには、同じVFのシナモンを使っています。
シロハラコカゲロウやフタモンコカゲロウなどのハッチがあるときにマッチする、水面直下ドリフトイマージャー。 薄く水平に巻いたハックルが、イージーにソフト着水を可能にして、イマージャーボディの水面直下ドリフトまでもたいへん楽に使えます。 ハックルとインジケーターだけにフロータントをつけて、ボディは、水中へ入るように、よく濡らしてからキャストして下さい。
アブドメンはヴェインファイバー「#006 ライトケイヒル]
シマトビケラが水面で羽化中(トラジショナル)のフライパターン。ズルッと抜けかかったシャックが特徴。
瀬の流心系からプールテールまで広いエリアで発生するのが、シマトビケラのハッチ。しかも春から晩秋までチャンスがある。ナチュラルドリフトだけでなく、時には微妙な引き波を立てるのも効果的。
ナガレトビケラは、陸上羽化である。イマージャーは、平瀬流心系の底石裏のマユから出て来て、好みの上陸ポイントを探して流れの中をスイスイと泳ぎ回る。このイマージングは、午後から夕方まで長い時間発生する。
一般的には、ほとんど知られていない存在であり、フライパターンも話題にはなっていない。
けれども、良型ヤマメやトラウトのストマックには、春から秋までごく普通に入っている存在である。
早瀬から平瀬全域へ、ドリフトするフライ。
エラブタマダラカゲロウの♀は、午後から夕方、産卵に適した平瀬の流心上空に集まり一斉に着水して産卵する。産卵後の♀は、スペントになり、ほとんど死んだ状態にな離、集団でドリフターになる。だから、産卵場平瀬下流の流心系では、突然連続なライズが発生する。そうなると、マッチフライ以外ではとうてい太刀打ち出来ない。 ハッチシーンとは比べようもなく連発するライズは、マダラカゲロウスペントの可能性が高く、中でも、エラブタマダラカゲロウは、ハッチシーズンが長く大量に出る重要種である。 下のphは、連続ライズの捕食物で、ほとんどがエラブタマダラカゲロウのスペントである。一部混じっている赤褐色系のスペントは、アカマダラカゲロウのスペント。これも忘れないようにご注意。