刈田スタディオ KARITA AQUATIC INSECTS LAB
2021年03月13日(土)

ライズがなくてもサブライズ1


ライズがないと、つまらない・・・それももう昔話。
たとえライズが水面に見えなくても、奥の手がある。
なにしろ、実際のところ水中ではヤマメがドリフターをどんどん捕食・・・サブライズしているからだ。
この頃、ナミヒラタカゲロウのハッチが始まってきている。
ほどよく大きなメイフライで、水面上をパタパタしながら流されていくのを見かけたことがあるはず。
ただそれを見て、何だナミヒラタは、食われない・・・などと誤解している声を何度も聞いたことがある。
そりゃあそうだ。ナミヒラタは、ボトムハッチのキャラ。
だから、そのダン体型のイマージャーやらスティルボーンは、水中ドリフターになる。ヤマメにしてみれば、わざわざ水面へライズしなくても、ぱくぱく食えるわけ。流心系の居心地のよいところで待っていれば、水中ドリフターはゾロゾロと目の前に流れてくる。
・・・となればだ、水中ドリフターへマッチ出来る、ドリフティング釣法でサブライザーに挑戦すれば楽しい。つまり、流れの中上層に、ドリフターマッチフライでナチュラルドリフトを仕掛ければよいのだ。
春は、ナミヒラタにフタバコカゲロウ、ウスバガガンボ、ブユがボトムハッチ。そこへ、やがてヒメヒラタやエルヒラタなどのボトムハッチャーが加わってくる。