シロハラのハッチが始まっている。この時期は、サイズが最も大きい時期からたいへん釣りやすくもある。
しかし、時には思い通りに釣れないこともある・・・このベストフライが見えんのか?
・・・というほど怒りも湧いて、悔しい。
まあ、これからどうしようかと悩めるところもフライフィッシングの楽しいところ。
そんな時に、使いたいのがプランBのフライ。
18番から16番・・・とか、使いやすいフライではなくて、普段ならちょっと避けてしまいたくなるフライだが、奥の手のとしてビシッと決まるのがプランBフライ。
ただもちろんだが実際ドリフターになっているキャラでなくては意味はない。
その代表的な例としてもっともお勧めなのがミジカオフタバコカゲロウ。
体長が、3〜5㎜という小さなコカゲロウ。今のシロハラに比べると、そのサイズがわかるだろう。小さいけど注目すべきは、春から初冬までデイリーで多くハッチしている。
・・・とはいえ、サイズが小さいことと、カリタ式ブック以外ではほとんど紹介されていないので、知らない方が多いかも。
まあ、だからこそプランB。
フライパターンとしては、トラップドダン。または、シャックが絡んだキャプティブダン。そして究極が、スペント。水中羽化を終えた後の水中ドリフターだ。真っ昼間から午後に流下量が多くなるのもうれしいところ。この場面では、サブライズになるので、ドリフティングリグで、釣ることになる。
ライズがなくてもサブライズ1
ライズがないと、つまらない・・・それももう昔話。
たとえライズが水面に見えなくても、奥の手がある。
なにしろ、実際のところ水中ではヤマメがドリフターをどんどん捕食・・・サブライズしているからだ。
この頃、ナミヒラタカゲロウのハッチが始まってきている。
ほどよく大きなメイフライで、水面上をパタパタしながら流されていくのを見かけたことがあるはず。
ただそれを見て、何だナミヒラタは、食われない・・・などと誤解している声を何度も聞いたことがある。
そりゃあそうだ。ナミヒラタは、ボトムハッチのキャラ。
だから、そのダン体型のイマージャーやらスティルボーンは、水中ドリフターになる。ヤマメにしてみれば、わざわざ水面へライズしなくても、ぱくぱく食えるわけ。流心系の居心地のよいところで待っていれば、水中ドリフターはゾロゾロと目の前に流れてくる。
・・・となればだ、水中ドリフターへマッチ出来る、ドリフティング釣法でサブライザーに挑戦すれば楽しい。つまり、流れの中上層に、ドリフターマッチフライでナチュラルドリフトを仕掛ければよいのだ。
春は、ナミヒラタにフタバコカゲロウ、ウスバガガンボ、ブユがボトムハッチ。そこへ、やがてヒメヒラタやエルヒラタなどのボトムハッチャーが加わってくる。
たとえライズが水面に見えなくても、奥の手がある。
なにしろ、実際のところ水中ではヤマメがドリフターをどんどん捕食・・・サブライズしているからだ。
この頃、ナミヒラタカゲロウのハッチが始まってきている。
ほどよく大きなメイフライで、水面上をパタパタしながら流されていくのを見かけたことがあるはず。
ただそれを見て、何だナミヒラタは、食われない・・・などと誤解している声を何度も聞いたことがある。
そりゃあそうだ。ナミヒラタは、ボトムハッチのキャラ。
だから、そのダン体型のイマージャーやらスティルボーンは、水中ドリフターになる。ヤマメにしてみれば、わざわざ水面へライズしなくても、ぱくぱく食えるわけ。流心系の居心地のよいところで待っていれば、水中ドリフターはゾロゾロと目の前に流れてくる。
・・・となればだ、水中ドリフターへマッチ出来る、ドリフティング釣法でサブライザーに挑戦すれば楽しい。つまり、流れの中上層に、ドリフターマッチフライでナチュラルドリフトを仕掛ければよいのだ。
春は、ナミヒラタにフタバコカゲロウ、ウスバガガンボ、ブユがボトムハッチ。そこへ、やがてヒメヒラタやエルヒラタなどのボトムハッチャーが加わってくる。
早春のカディス
春にハッチするシマトビは、かなりよく知られた重要種でハッチもまとまるのでわりとわかりやすい印象。けれども、シマトビよりもずっと早く、カディスで一番早くハッチするのが、このヒラタコエグリトビケラ。世界的には、アパタニアと呼ばれて北半球に広く生息しており、近縁種も90種以上といわれているほどの普通種である。
それがユスリカの大量ハッチに混じって出てくるのが悩ましいところ。キャストばかりに夢中になっているとせっかくのチャンスを見逃してしまうことになる。まあ、ほかに同時流下しそうなのは、シロハラコカゲロウかな。
冬から早春へ
冬もそろそろ終わりに近づきつつあるかなという気配・・・のこの頃。
ドリフターチェックをやってみると、ハッチは、やはりユスリカ系のあれこれが大いに目立つ・・・ミッジングのベストシーズンである。
ミッジングは、「フライが小さ過ぎてね・・・」などとよく言われる。
まあ、確かに体長2〜3ミリという小さなユスリカだけがハッチしていることはある。しかし、うっかりだまされてはいけない。
ヤマメなどにとっては、決して小さなドリフターを食べたいわけじゃない。小さなドリフターは、数が多いという原則的要素は確かにある。実際、ドリフターをチェックして見ると、この時期は、こんな有様でガク然とする。
これでは、ヤマメなどにとって、たちまち腹一杯になりそう・・・。けれども、現実は違う。意外にセレクティブにライズしていることに驚かされることが多い。
この時期は、様々なサイズのユスリカに混じって、本命ともいうべきプラスアルファのドリフターがある。それがウッカリと見落としがちで厄介なのだ。
それが、ブユとかクロカワゲラ。さらに、ユスリカでありながら、シロハラコカゲロウに及ぶ大きなサイズのオオユキユスリカもいる。これがまたとんでもなく重要でライズに密接するドリフターなのである。
恐ろしく大量のあれこれユスリカやシャックが隠している、これらの本命ドリフターを発見するのが、この時期の楽しみであり、ヒットへの早道。
ドリフターチェックをやってみると、ハッチは、やはりユスリカ系のあれこれが大いに目立つ・・・ミッジングのベストシーズンである。
ミッジングは、「フライが小さ過ぎてね・・・」などとよく言われる。
まあ、確かに体長2〜3ミリという小さなユスリカだけがハッチしていることはある。しかし、うっかりだまされてはいけない。
ヤマメなどにとっては、決して小さなドリフターを食べたいわけじゃない。小さなドリフターは、数が多いという原則的要素は確かにある。実際、ドリフターをチェックして見ると、この時期は、こんな有様でガク然とする。
これでは、ヤマメなどにとって、たちまち腹一杯になりそう・・・。けれども、現実は違う。意外にセレクティブにライズしていることに驚かされることが多い。
この時期は、様々なサイズのユスリカに混じって、本命ともいうべきプラスアルファのドリフターがある。それがウッカリと見落としがちで厄介なのだ。
それが、ブユとかクロカワゲラ。さらに、ユスリカでありながら、シロハラコカゲロウに及ぶ大きなサイズのオオユキユスリカもいる。これがまたとんでもなく重要でライズに密接するドリフターなのである。
恐ろしく大量のあれこれユスリカやシャックが隠している、これらの本命ドリフターを発見するのが、この時期の楽しみであり、ヒットへの早道。
カリタ式2.0 水中ライズを釣る
7月22日発売、つり人社の雑誌「Fly Fisher」に記事を書きました。
タイトルは、「カリタ式2.0」 水中ライズを釣る。2.0というタイトルは、刈田の新境地というわけで編集長の提案。
内容的には、私のフライフィッシング歴を振り返りながらも、今たどり着いた新境地フライフィッシングを紹介。 それは、フライフィッシングの長い歴史の中で、ほとんど注目されなかったテーマ。 シャックドリフターやヒラタカゲロウなどのボトムハッチスティルボーンにマッチしたフライフィッシング・・・それこそが、見えないライズ・・・水中ライズを軽快に釣ることにつながる。
ウェットフライ釣法ではなく、ニンフィング、ドライフライでもないフライフィッシングということになる。 それには、カリタ式ウイングマーカーのような、水中ドリフトフライを導く浮力とアタリがあれば瞬間的に消える浮力。その相反する要素を兼ねそなえたアイテムを使って、新たなフライフィッシング「ドリフティング」を楽しもうというわけです・・・大きいのも釣れます。
タイトルは、「カリタ式2.0」 水中ライズを釣る。2.0というタイトルは、刈田の新境地というわけで編集長の提案。
内容的には、私のフライフィッシング歴を振り返りながらも、今たどり着いた新境地フライフィッシングを紹介。 それは、フライフィッシングの長い歴史の中で、ほとんど注目されなかったテーマ。 シャックドリフターやヒラタカゲロウなどのボトムハッチスティルボーンにマッチしたフライフィッシング・・・それこそが、見えないライズ・・・水中ライズを軽快に釣ることにつながる。
ウェットフライ釣法ではなく、ニンフィング、ドライフライでもないフライフィッシングということになる。 それには、カリタ式ウイングマーカーのような、水中ドリフトフライを導く浮力とアタリがあれば瞬間的に消える浮力。その相反する要素を兼ねそなえたアイテムを使って、新たなフライフィッシング「ドリフティング」を楽しもうというわけです・・・大きいのも釣れます。