ビッグなキャラクター
夏から秋の渓流は、ドリフターが少なくなってしまう日がある。だが、水生昆虫ではないこんなヤツがしばしば流れてくるから面白い。立派なウイングがあり 別に弱ってもいない立派なオオカマキリがどうして水泳でも楽しみに来たように流れてくるのだろうか・・・まっ、このページに来た方ならご存知でしょうけど。恐ろしいパラサイター「ハリガネムシ」に操られて流れに飛び込んだのだ。
カマキリやカマドウマ、キリギリスなどの体内に寄生して成長したハリガネムシは、川の流れに帰って、水中で交尾産卵をするために宿主を流れに飛び込ませるのだ。
そのおこぼれで、ヤマメなどは大きな餌にありつけるようになるわけ。
ともあれ、これからの時期、大きなドリフターが流下してくる。そんな時、やはりビッグフライが必要となる。フライは、ヴェインファイバーでエクステンションボディを作れば、軽い効果的なビッグフライが作りやすい。その時「軽いフライ」とは、大きなフックを使うと重いフライになってしまい、フライの着水が不自然になってしまう。だから、軽いフックにエクステンションボディでタイイングすれば、より効果的なビッグフライになる。