鬼怒川6月13日
6月13日栃木県塩谷町の鬼怒川左岸。なが〜く続いていた増水もやっと落ち着いてきて、水の透明度も上がった。
ここは、水温が低いため関東の平地渓流としては、水生昆虫の羽化シーズンがもっとも遅れて進行するところ。まさにこの写真を撮った頃もちょうどモンカゲロウのハッチがチラホラ見えています。約1ヶ月も遅い感じ。水温を測ってみると、11.7℃。
3日前の利根川前橋では、ほぼ同時刻同天候で水温が17℃を超えていた。水温が5℃も違うというのは、水生昆虫にとってたいへん大きな生息環境の違いといえるだろう。
ここでは、ほかにエラブタマダラカゲロウ、アカマダラカゲロウが多く羽化しており、量は少ないもののチェルノバマダラカゲロウ、オオマダラカゲロウの姿も見られた。
だが、ふと足元のヨシを見てギョッ!巨大昆虫・・・タイリククロスジヘビトンボ。全長で55mmもあった。