刈田スタディオ KARITA AQUATIC INSECTS LAB

ビオトープ9月15日

9月15日
関東地方の渓流は、まだ台風の影響があり水生昆虫ウォッチャーにはあまりよい状況ではありません。
我が家のビオトープは、台風の影響もなく、季節がどんどん進行しております。
期待した稲は、あまり実が入らず、いまだペチャンコのが多くガッカリです。もう周囲の田んぼでは稲刈りシーズン真っ盛り。多農薬、化学肥料には負けたくかなったのですが残念です。
その代わり、ヒシの根元には、実が大きく生長していました。
てっきり、この実は、水底に沈んでから大きくなるものと勝手に思いこんでいたのでビックリです。ヒシの実はおいしいらしいので、熟すのが楽しみです。
そして最近、庭先を黄色い小さなイトトンボがよく飛びまわっており不思議に思っておりましたら、なんとビオトープから羽化してました。
体長4cmぐらいで、「キイトトンボ」という種。私がよく行く渓流ではまったく見かけることはありません。
図鑑には主な生息地が浅い池と書かれており、規模の小さなビオトープはもっともこのトンボには適した環境なのかも知れません。そのかわり、このトンボ達の成長には、たくさんのメダカの仔が捕食されたかと思います。でも、そんなことはまったくそぶりにも見せず、メダカたちは元気に群れております。