2020年04月19日(日)

川の中


ライズが見えない状況での、ヤマメの捕食物。
水面へのライズが見えないから、ヤマメなどの活性は下がっているのか・・・必ずしもそうとは限らない。
なぜなら、ハッチがなくでもシャックはいつでも流下しているのが普通。
あらゆる水生昆虫のニンフやラーバは、脱皮によって成長しているからで。種によってその脱皮回数は違うといわれているが、4〜5回以上脱皮している。
写真は、コカゲロウのシャックで、どれもまだ食べたばかり。シャックドリフターを積極的に食べていたことがわかる。
次の写真では、右上にフタモンコカゲロウのイマージャーが3頭入っている。左に大量捕食されているのは、ヒラタコエグリトビケラのシャック。カディス系のシャックには、このように淡色のタイプがほとんど。
シャックは、ハッチがあるときにも流下が増え、ハッチのないときには、昼頃から午後に流下が増えることが多い。ライズが見えなくても、決してあきらめず、シャックドリフターにマッチしたフライフィッシングをやってみてはどうだろうか。
シャックは、流心系をメインに、流れの中上層をナチュラルドリフトで流下してくる。
走ったり流れを横切るようなドリフトをしないのがシャックなのである。