刈田スタディオ KARITA AQUATIC INSECTS LAB
2024年01月24日(水)

川環境の改良策


北米ローキー山地を流れるミズーリ川で見たもの。
立木を目印にして設置してあるのは ゴロゴロっと置いてあるただの石ころ。その石ころを 並べて岸から翼状に並べて水中へ積み置いてある。これが「Rock Vane」工法。その川環境によってその形状には変化がある。ともあれ 石を翼状に並べて川の水流をコントロール 川の環境保全と水生生物を棲みつきやすくするという一挙両得の素晴らしい工法なのである。実際ここには 石積みによって流れに巻き返しが発生して ドリフターが寄り集まる傾向が見え この石積みから水生昆虫のハッチも発生していた。そうなればここに周辺のトラウトが集まって来るのも当然でライズも発生する。
水中写真は 説明用イメージ。石積みは 石と石の間に出来るスキマが重要で ミニサイズであっても水生生物に様々な生息環境が提供できる素晴らしいもの。