旧河道

この川には 小学校の頃時々来ていた。ブトが入れ食いのように釣れたね・・・ブトとは カワムツのこと。その川が 二年続けて同じ場所で堤防が切れてたいへんな水災害になってしまった。堤防が切れた後 矢印の方向へ氾濫していった。その氾濫流の動きを調べると 恐ろしいことがわかった。そこはかつての川スジ。現在は見えなくてもかつて川だった川スジ地形を「旧河道」という。旧河道が恐ろしいのは土手で河道を閉じても 地下には伏流水の流れる地層が残りやすく どうしても堤防が下から切れやすくなってしまう。我が家の裏の堤防も 昔に切れたが そここそが旧河道の跡。川を閉じて流れの方向を変える 瀬替えを行った場所だったのだ。堤防があっても 旧河道は 怖いな。