ミッジイマージャー(スティルボーン)
ご存じのように、ユスリカのイマージングピューパへのライズはもっとも難しいフライフィッシングを強いられるものです。
だが、これこそウイングマーカーのもっとも得意とするライズ。
水面直下にサスペンド、あるいは浮上するイマージングピューパ。また、水面直下から水中を漂うスティルボーンイマージャーは、羽化出来ずに溺れてしまったもので、トラウトにとってもっとも大好物。
フライパターンはシンプルで、フックはTMC206BL#20〜16でサイズはドリフターに合わせる。
ボディの色は、トラウトハンターのグースバイオットトライコ、ブラウン、BWOなど。またラスティーダン(またはタン)のスレッドだけでタイイングしても淡色のシャックパターンとなりこれがまたよく釣れます。
それから最後に、ピューパのボディ全体は、ヘッドセメントかUVレジンなどで厚塗りするとピューパのシャックがよりリアルに感じられます。
WMとフライの間隔は、ハッキリと水面にライズリングが見える場合は、20~30センチぐらい。
スレたトラウトほど、ライズはしていても水面下で食べたがるものです。また、水面下で捕食しても、ライズリングは出るので、ライズイコール水面ステージだとは思わないこと。これは、大きな魚体ほどそうなります。
ポンドの管理釣り場では、特に効果的な釣り方です。