この流れは、陸地を掘って人工的に作られた導水路で利根川から荒川へと水を引いている。垂直のコンクリート護岸で水流が非常に早くて近づくのはたいへん危険。だから、立ち入ることのないようにしっかりした柵に囲まれている。
・・・ところが、こんな流れでも面白い現象が起こる。それは、利根川の水とともにこのエリアにいるはずの無いような水生昆虫がここにやって来て、この水路からハッチ(羽化)して橋の柵やら、脇の樹木などにたくさん止まっていること。思いがけない楽々水生昆虫観察ポイントになっている。
写真のトビケラは、「大河川」の平地流に生息するタイプのシマトビケラ、そうそうお目にはかかれません。