刈田スタディオ KARITA AQUATIC INSECTS LAB
2009年11月11日(水)

天竜川キャッチアンドリリース2009スタート


11月となれば、天竜川キャッチアンドリリース区間のスタート。10日は、正午過ぎに中島右岸に到着、川を遥かに見下ろすパーキングから見れば、フラットな水面にライズが見えた・・・この時、すでに曇っていたが、川へ降りる階段、ゴロタ石の踏み跡歩きでは、すっかり汗をかいてしまった。

まずは、中島第一プール右岸側流れ込みへドリフターネット(流下昆虫採集網)をセット。この時1240分。下流方向に、ポツポツとライズが見えた。

ネットを入れれば、直ぐにフタモンコカゲロウがハッチ(羽化)していることがわかった・・・だが、そのハッチもすぐにストンとレベルダウン。午後から夕方にかけて、シャック(水生昆虫の脱皮殻)主体のドリフター展開になってしまった。

結局、この午後は、水面下50センチぐらいをシャッカー#18(フタモンコカゲロウサイズシャックパターン)をナチュラルにドリフトすると、意外に好反応。サイズは・・・ですが。


さて、この前日。水生昆虫を調べようと天竜川のとある支流に入ってみた。すでに晩秋情緒の沢スジを歩いていると聞こえて来たのは、ただならぬ激しい水音。見ればそこに真っ赤なコイ?・・・いやいや、体側にルビーの斑紋をちりばめた・・・巨大アマゴ。惜しいことにそのアマゴは、たちまち姿を消し。その代わり、岸辺にはすでに産卵を終えたのか、巨大アマゴのオスがすでに息絶えていた。体長は43センチもあった。

体格から見て、この細い沢で、これほどに成長するのはちょっと難しいだろう。見かけもまったくサーモンそのまま。どうやらこれは、天竜川本流から遡上してきたサツキマスかもしれない。