USAの水生昆虫

マジソン川下流部

ボーズマンの市街から、84号線を西へ車で40キロぐらい走ったあたりのマジソン川。
ここは、あまり知られていないが、レインボウとブラウントラウトが釣れる。
写真は4月末、ベイティスに、マーチブラウン(クロタニガワカゲロウ類似)、カクスイトビケラの羽化がありライズがあった。上流よりは、石が小さいがその代わりに流れへ立ち込みが楽。川沿いに道路が走っていることもあり釣りや水生昆虫の観察には便利だ。ただ、真夏には水温が高めになりあまり良くない。


ビーバーヘッドリバー

この川は、マジソン川から一本おいた西側を流れている。マジソンと同じミズーリ川の支流だ。
ベースになるディロン町の上流にダムがあり、写真はその300メートルほど下流部。
ここはダムの放流水と左岸の山際からは湧水が川のように流れ込んでいる。私が、最初にアメリカで50cmオーバーを釣った流れ。川底にはスイカ大のゴロタ石がビッシリとあり水生昆虫には棲みやすい。しかし、ダム下放流水の宿命で藻類が繁茂しすぎている。
また、ディロン近郊にパブリックなスプリングクリークがありアクセスはしやすい。


ミズーリリバー


ミズーリリバーを、フライフィッシング的に有名にしているのは、オルターダム下流のテイルウォーターエリアだ。モンタナ州の州都ヘレナからルート15を北上したCraigという村というか小さな集落がその中心となっている。ここにレストランやフライショップ、宿泊施設もある。
写真は、そのCraigの下流二つ目の平瀬。ただ平瀬といってもアメリカサイズで、瀬幅200メートル、長さ600メートル以上もある。だから、立ち込みながら写真にとっても、湖なのか川なのかわからないほど。
7月の下旬、この広大な瀬では日中ずっと、至る所でライズがあった。主に45cmアベレージぐらいのレインボウトラウトがライズ。大量のドリフターが流れていたのだ。
この瀬は、メロン大以下の小さな底石が主で一面に水草が生えている。流れは強いが、水深がだいたい1m以下の場所が多く、いいポイントに立ち込むことが出来る。
この日のドリフターは、現地通称PMD(アップルグリーンのマダラカゲロウ)ダン、イマージャーにスピナー。それから、キャリベイティススピナー。シナモンカディス(シマトビケラ)。トライコ。ベイティスなど。
このミズーリリバーは、支流がマジソンにギャラティンというぐらいの大河川。数箇所のダムで取水されてはいるものの、春から初夏の雪解け水で水量が多いと立ち込みは不可能であり、7月中旬以降の釣り場となる。
ともあれ、ライズに対してフライフィッシングをする川としてはとてつもない規模の川であり、水生昆虫やマスの生息量はどちらも川同様に巨大スケール。素晴らしく爽快な川である。 この時の、レポートは2005年冬のFly Fisher誌に掲載予定。



イエローストーンリバー(公園内)

イエローストーン公園内のイエローストーンリバー。7月初め午前11時頃。
ここはネイティブなカットスロートトラウトが釣れる。サイズは45cmぐらいのよく見えている。
岸辺には、ジャイアントストーンフライ(大型カワゲラ)が飛び回り、流れでは、ポツポツとマダラカゲロウ(PMD)の羽化があり、画面中央右寄りにライズリングが見える。


No.301 Henrys fork river I.D. USA

Henrys fork river I.D. USA
毎年水生昆虫の撮影に行っているヘンリーズフォーク川(アメリカ)。
ロッキー山脈(アイダホ州)を流れており、水生昆虫が多く生息し大きなマスが釣れることで有名。世界中からFly Fisherが訪れる。特に日本からのファンも多い。川幅は50mもあるがほとんどの場所で歩いて川を渡ることが出来る。
ここで、ライズしている50cm以上のマスを釣ること。それは、世界中のフライフィッシャーの大きな目標となっている。
水質はやや栄養分が高く、石が少ない渓相ということもあり水生昆虫の生息種にはやや偏りがある。生息量はかなり多い。


No.302 ヘンリーズフォークのスーパーハッチ

川幅50メートルぐらいある流れ一面がこの有様になった。9月中旬の午後3時頃ことだ。
ハッチしているのは、スードクローエン(コカゲロウ科体長5ミリぐらい)日本にはいない種だが強いていえばフタバコカゲロウにはいくらか近い。
当然のように、あたりにいる最大50cm以上のニジマスはそこらじゅうでライズ。いくらでも釣れそうなのにこれが釣れない。後でドリフターを調べたら、この中に数パーセント以下の確率でマホガニー(トビイロカゲロウ)のダンが混じっていた。マスはこのマホガニーだけを選食して食べていたのだった。それを知っていた人だけが爆釣。
フライフィッシングの面白さはここに極まっていた。


No.305 Madison river M.T.USA

Madison river M.T.USA
マジソン川上流(アメリカモンタナ州)。
このあたりは早瀬・平瀬が連続した渓相で水質が良いためアメリカにしては水生昆虫の生息種、生息量ともに多い。カディス、ストーンフライ、メイフライそれぞれが時間ごとに移り変わりでハッチショーを見せてくれたりする。
ここはフライフィッシングC&R専用になっている区間でライズの釣りが楽しめる。レインボウとブラウンが生息しており、アベレージ40〜48cm ぐらいだったら腕が疲れるほど釣れる。狙えば60センチ以上のマスも釣れるが私はことごとくラインブレイク、フックが折れる等で敗退している。


No.313 Black canyon Colo. USA

Black canyon Colo. USA
ブラックキャニオン。(コロラド州)
自然公園内の渓流。駐車場とトイレ以外何もなくマスが悠々と泳いでいるだけ。

美しい風景、マス、夢に見たような釣り環境がここにはある。
上流には、巨マスで有名なテイラー川がある。


No.314 ミレズニックスプリングクリーク M.T. USA

心地よい草原をゆっくり蛇行して流れるスプリングクリーク。
私は、このような風景を夢にみるほど憧れていた。ところが、日本にはなくてもアメリカにはいくらでもあるのです。
ここは、モンタナ州ボーズマン近郊、ミレズニックさんちの庭先。そう、個人所有の川なのです。まわりには牛も放牧されています。自然繁殖のニジマスやブラウントラウトがいくらでも泳いでおり、さらに驚いたことに、日本では絶滅したカワウソもそのへんで群れて遊んでいます。エサがそれはいくらでも捕れるのですから、棲み心地はよいでしょう。それなのに、オーナーはマスが食われるなんてことまったく気にしません。素晴らしいこと。
川底は泥っぽいのですが、オーナーが瀬に石を入れて水生昆虫のための環境作りをしたそうです。おかげで7月頃には毎日スーパーハッチ。パラダイスなんてホントにあったんです。まっフライをやっている人だけしか喜びませんが。


No.315 San juan river N.M. USA

San juan river N.M. USA
サンワン川。
夏はかなり高温になるニューメキシコ州だが、ダムからのテイルウォーターがマスの生息を可能にしている。この川の釣り規則は、マスの持ち帰り制限で 50cm以上のマスが1匹だけ許されている。日本の規則とはずいぶん違うもので、結果として40cm以上のニジマスだったら生息密度世界一だろうと思う。また、この川は一年中フライフィッシングが楽しめる。
珍しい私のヒットシーン。撮影は、東知憲さん。


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