2014年07月17日(木)

謎のメイフライ(カゲロウ)


夏の山地渓流上部で出会った大型の美しいメイフライ・・・カゲロウ。メイフライという呼び方は、英語そのままのカタカナ語、一般的にはまだあまり知られていないでしょう。だが、カゲロウというと、ほとんどの方が「ああ〜知っている。ウスバカゲロウ、アリジゴクですね」という反応が返ってきてガッカリしてしまう。このウスバカゲロウ科は、陸生昆虫であり、水生昆虫のカゲロウとはまったく無縁な昆虫です。それなのに、昆虫界には、ウスバコカゲロウ(水生昆虫)だの、ウスバガガンボ(水生昆虫)だのから、紛らわしい名前の昆虫がゾロゾロいて混乱の元になるわけです。まっだからといってアリジゴクを軽く見ているわけではない。フグ毒の100倍以上という恐ろしい猛毒があるだの、幼虫は極度便秘症でたった一度しかフンをしないだのミステリアス度の高い昆虫だ。
話題が逸れてしまった。このメイフライは、現在、岩手県南部の1カ所に生息しているのを確認しているのみ。もちろん、他の地域にもいて不思議はない。夏に山などへ出かけてこんなメイフライを見かけたら是非メール一報いただければ幸いです。