水生昆虫Riverファイル

根尾川(岐阜県)


2月21日から延べ6日間も根尾川に行っていました。
それというのも、22・23日にはクロカワゲラ幼虫の河川流下現象がかなり発生していたからです。
午前中から午後の前半にかけて、見ている間に次々と流下。
そして、昼頃には、シロハラコカゲロウ、ミジカオフタバコカゲロウまで少量ながらハッチしてきました。
これはいよいよ面白くなるぞ・・と期待が高まったところ。大雨。
増水して濁り、クロカワゲラはまったく姿を消してしまいました。
更に数日現場待機しましたが、結局次の雨が降ったりしたのでついに、現場を離れました。残念です。
ちなみに、根尾川の山地渓流の方は、まだ、クロカワゲラの動きはまるで見えませんでした。遅れ傾向か。



大分県大野川


3月12日から22日まで九州の川を回ってきました。
最初は、大分県竹田市の大野川。13日15日16日の3日間を過ごしました。
初日13日は朝に小雪が時々舞い、14日は午前中を中心に数センチも雪が積もる有様。九州なのに思いっきり寒くて参った。
その挙げ句に15日は土砂降りの嵐。
この川は阿蘇連山の北側を流れており、あちこちから湧水が流れ込んでいる。
そのため、こんな天候の日々でも、日中の水温は13〜15℃と安定していた。
その湧水の影響は、水生昆虫の動きに大きく現れていた。
水生昆虫の羽化は、昼前から午後がメインで、サイドコカゲロウ、ヨシノコカゲロウ、シロハラコカゲロウなどコカゲロウ系は多数。
さらに、午後を中心に、もうアカマダラカゲロウにエラブタマダラカゲロウ、エルモンヒラタにナミヒラタ。
さらに驚いたことに、午後5時頃には、シーズンのハシリだろうけどモンカゲロウまで出てきた。
水中の季節進行は、関東あたりに比べると確実に一ヶ月ぐらい早い様子。
カワゲラは、オナシカワゲラが、アダルトを数匹見かけた程度。その代わり、ウルマーシマトビケラにコガタシマトビケラ、ヤマトビケラ
はかなりの量が出ており、マルツツトビケラは、たくさんのケースだけが川底の石に残されており、ハッチはすでに下火段階に入っている模様。
水中写真には、ヒゲナガカワトビケラのネットと、たくさんのヤマトビケラのケース、コガタシマトビケラのネットも二つ見えます。
このように、水生昆虫には素晴らしい川でしたが・・・ヤマメの姿はサッパリで・・・。



長崎県嘉瀬川


3月18日、佐賀県古湯温泉の脇を流れる嘉瀬川C&R区間でドリフチェッカーをやった。
昨日も、熊本県白川でドリフチェッカーをやっており2日連続の取材。
なにせ、エスエイジイエイ・・・SAGAの佐賀県でドリフターを調べるのは初めて。期待してやって来ました。
ここは、見た目どおり川の規模、渓相ともに素晴らしくフライフィッシング向きな平瀬がある。情報では魚影もかなり濃いという。
ところが、前夜からの雨は降り止まず。川は朝からもう濁ってしまっていた。
それでも、ドリフターを集めるネットをセットしてみると・・・9時すぎからウスバガガンボがハッチ。10時からはフタバコカゲロウ、サイドコカゲロウがドリフターになってきた。水温は8.5℃。
さらに。昼を過ぎる頃には、ネイブルコカゲロウに、シロハラコカゲロウもハッチ流下。
ドリフター状況はかなり順調。しかし、一旦濁ってしまった流れからライズはまったく見えない。
現場には、福岡県太宰府のフライショップ「げんごろう」の釣り仲間が10数人も集まってくれ終日ドリフターを一緒に観察して盛り上がりました。
だが、肝心の天候は夕方近くになっても雨は止まず、濁りっぱなしでライズ無し。
結局ドリフターを、チェックしたのみでワンキャストも出来ません。福岡空港に降りてから、1週間なにも結果が出せず・・・先月のようなぼ〜ず流浪旅に陥っています。明日19日の午後からは、熊本県白川に戻り、ドリフチェッカーの延長戦を・・・。



渓流解禁スタート


2月1日、愛知県寒狭川12時。
待ちに待った解禁。それがどうだ。この雨。大きな雨粒が水面を激しく叩くので、ライズがどうのという話ではない。
この有様の中で、ドリフターチェック。2月、土砂降りの雨。いったい何が流れるというのだろうか・・・
何事もやってみなくてはわからない、意外に出ましたね・・・ユスリカが。
この模様は、近日、雑誌「Fly Fisher」に掲載予定なので、詳しくは誌上にてということで・・。



2005年12月20日埼玉県皆野町荒川


12月20日。埼玉県皆野町荒川冬期C&R区間。
このところの大寒波で、ついに分流が凍ってしまいました。川へ少し立ち込んで氷を割ってみましたが何の足しにもなりません。
幸いこの日は日中に気温が上がってずいぶん氷が溶けたのですが、結局上流から次々と氷が流れてきます。
午後には、ユスリカアダルトがかなり水辺を飛び回り、「おやっ」と思わせました。しかし、調べてみると新たなハッチはほとんど無く、ライズも一時少し見られただけ。
これは、水温が低いということよりも、数日前からの水温急低下が原因でしょう。水温が低くても安定すればまたハッチが起こると思います。気になるニジマスは、活性が低く、底へ沈んでいる個体がほとんど。それでも、午後の後半には流れ出し付近のごく一部ではライズが継続して見られ、ポツポツヒットさせているフライフィッシャーもいました。
いずれにしろ、これからの川は、天候をよく把握してから出かけた方が良さそうです。



天竜川 2005年12月29日


年末は、28日29日と天竜川秋葉ダム下へ行っていました。
両日共に晴れて水温は7℃前後、日中は、昼前から予想以上にユスリカのハッチがあり、体長6ミリぐらいもあるヤマユスリカピューパも流下。特に午後には、ネイブルコカゲロウのハッチもみられた。だが、その割に大型ニジマスの活性が低いので地元の人に聞いてみると、数日前に秋葉ダムからのまとまった放水による増水がありマスが移動したらしい。その後に、ニジマスの放流があったことなどがわかった。
どうもその為に、ドリフターがあってもライズするというような状況にはなっていないようだった。
その放流効果か、大型のニジマスがかなりあちこちに見られるので今後に期待したい・・・ところが、この後私は珍しくひどい風邪を引いてしまい。2006年度のスタートは未だ自宅待機中。



荒川では、日中にユスリカがハッチしています。


このところ、週1〜2日ぐらいの割合で皆野町の荒川に行っています。ここは、現在冬期C&Rニジマス釣り場(この指定は、2006年2月末まで)写真のポイントは、栗谷瀬橋下流。奥に流れているのが本流で、手前の緩流が分流。
この分流では、朝10時ごろ(それ以前は未知)から、日没までずっとニジマスのライズが無数に発生。ライズマニアの私にはたまらなく面白いフィールドになっています。ドリフターは、4ミリと6ミリぐらいのユスリカ関連。主にディンプルライズですが、午後には、派手なスプラッシュライズも見られます。
終日常にライズがあるので、楽釣ムードに見えます。けれども、ライズをまともに狙ったら難易度は最高レベル。
止水に近いような澄んだ浅い流れと、連日の教育成果でわずか放流2ヶ月ほどのニジマスなのに信じられないほどフライを見切ってきます。
まあ、いろいろな釣り方はありますが、シーズン前ということでミッジングにこだわって研究してみるのには素晴らしいフィールドだと思います。



天竜川秋葉ダム下流(静岡県)


現在、天竜川の秋葉ダムから下流数kmは冬期ルアー・フライ専用C&R区間になっている。
11月18日の昼過ぎ。ダム直下に近い中島地区に到着。(実をいうと今回は、郷里森町に用事がありそのついでに様子を見に来たのだ)
スケールの大きな川に4〜5人の釣り人が散っている。ルアーマンが一人に、あとはフライフィッシャーで皆ニンフィング。
左岸側道路からプールを眺めていると・・・サケのようなマスが浮上・・・スッとまた沈んだ。
これは、明らかにライズ。双眼鏡を取りだしてジッと見守るがそれっきり。
だが、これを見過ごす手はない。急いで周囲を探すと、幸いちかくに入漁券を売っている民家を発見。勢いで年券を購入。
民家のおばあさんは、年券の有効期限が12月末までということでもう残り少ないことをしきりに残念がる。
何やらほほえましい・・・だがそれどころではない。あのライズを・・・。
というわけでもうなりふり構わずライズに直行。ところが50メートルはある川岸を降りてみるとルアーマンがその辺りを狙っていた。
ガックリ・・・だが、少し探すと巨大プールの流れ出しにちいさな水紋が「ぷわ〜」
それチャンス到来と足元の流れからドリフターを探すがほとんど見つからない・・・やっと見つけたのはネイブルコカゲロウの羽化シャック。
しかも、肝心のライズほとんど単発レベル。その辺りにマスがいることだけがわかるといった程度。
まあ、これでは、皆フライを沈めたくなる気持ちがよくわかる。
でも私は例によってライズ専科・・・直後に大問題発生!
なにせ突然、予定外の釣りになったから、ランディングネットがヤマメ用のサイズだった。
ラッキーなことに、川に入った頃から14時頃が、ネイブルコカゲロウ、サイドコカゲロウメインのシロハラコカゲロウ少々のハッチタイムとなったのだ。ハッチは極少でも、マスの活性があがって次々とフライにレインボウが反応。
その捕食物を見ると。やはりハッチが少ないのを反映してネイブルやサイドのシャックメインに、ダムから流れてくる藻類など。
課題は、ドリフターからまともにフライで選ぶと#22となってしまう。ここの幅広ボリュウムたっぷりビッグレインボウを上げるのはちょっとたいへん。一工夫が必要です。



オオユスリカピューパ浮上


10月19日。埼玉県寄居町にあるYGLというC&R(フライ・ルアー釣り場)に行ってみました。
正午過ぎに池畔に着くと、この時間なのにライズリング。見ていると、数分に一回ぐらいは池のあちこちでライズしている。そこで、管理人さんに許可を得て流れ出し付近でドリフターを採集してみました。流れ出しとはいっても流速が遅いので、柄付きのネットで岸際の水面を掬って回わる。
わずか数分・・・すると、どうだ。
まだ赤黒い羽化直後のオオユスリカアダルト。それから、アオヒゲナガトビケラアダルトがネットに入った。管理人さんに聞くと最近では大きなミッジピューパパターンやソフトハックルでよく釣れているという。
それからも午後ずっとライズは見られ3〜4時頃にちょっとしたピークもあった。
トータルして、オオユスリカのハッチはまだこれからという感じだが、マスはもうすでにオオユスリカ待ち体勢。これからかなり期待出来そうだし、その後ぐらいか、アカムシユスリカも出るようなら更に長く楽しめそうだ。しっかり、ミッジングを楽しんだ帰りに管理小屋前の街灯を見ると、コガタシマトビケラ、ウルマーシマトビケラ、オオユスリカが飛来していた。
この池には、小川が流れ込んでいるので、そこに棲む水生昆虫がかなり池の方にもやってくるようで未確認ながら、流れ出しにはヒゲナガも生息しているという。
こういったポンドの管理釣り場であっても、ミッジングやマッチング・ザ・ドリフターの釣りが出来るというのはたいへん面白く、今後は、もう少し詳しく虫の動きを観察したいと思っている。



忍野桂川9月


9月2日朝の通称S字ポイント。
Fly Fisher誌連載のドリフチェッカーをここで取材しました。
朝夕に発生する川霧が幻想的でした。しかし、これがまた濃い川霧で発生するとライズもフライも見えなくなるほど。
朝一から暗くなるまでライズはずっと見られましたが、そのライズの一つに忍野独特の難しさがあり、あの勝俣氏が挑戦しました。 問題のドリフターは、やや少なめに推移。
流れとしては相変わらず、コカゲロウ各種が混じったり入れ替わったりと複雑な様相。そこへ、極小カディスクダトビケラが絡んで一層悩ましく・・・ところが、今回初お目見えの極極小カディスが出現!
詳しくは、9月22日発売の11月号をご覧下さい。



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