2008年01月17日(木)

2008年1月天竜川にユスリカがハッチ


2008年1月15〜16日は、天竜川(静岡県浜松市)C&R区間中島でドリフターチェック(流下水生昆虫調査)とフライフィッシング。
流れは、相変わらずダムの影響でササ濁り。水温は、6.2から6.5℃ぐらい。
ハッチ状況は、昼前から16時頃までユスリカがメイン。
幅25cmのドリフター採集ネットには、30分で目算100以上というユスリカの成虫がどんどん入った。他には、出始めのクロカワゲラアダルトやそろそろ終わりのネイブルコカゲロウのハッチも混じっています。
これだけ、ユスリカの流下があれば、ニジマスもライズしそうなもの。ところが、なぜかニジマスの動きが悪い。ライズは非常に希で、ニンフやウエットフライを流すフライフィッシャーもなかなか苦戦しているようでした。
まあ、それもそのはずで、写真のトラウトは、魚体に似合わずユスリカのピューパだけしか捕食していませんでした。大きなフライや動きのあるフライにはまったく関心を示さなくなっているようす。これからしばらくは、ユスリカピューパの釣り、ミッジングの研究に面白そうです。



2007年10月04日(木)

宮城県大川の流下採集9月25日


渓流釣りシーズンも最後ということで、宮城県山形県をひとまわりしてきました。
9月25日に入ったのは、宮城県気仙沼の大川。その通称「新月渓谷」にはキャッチアンドリリースエリアがある。ここで、早朝6時30分から真っ暗になる午後6時まで流下採集を行った。
早朝から天候は晴れ。
この川での9月の流下採集は始めてということで何が来るかと期待は大きい。
しかし、先の台風系大雨の影響はここでも大きかったようで水生昆虫の姿は非常に少ない。実際、鉄橋の護岸には大増水の痕跡がハッキリ。どうしても、大増水の後は、水生昆虫が激減してしまう。そんなわけで、ハッチ系の流下で目立ったのはヨシノコカゲロウぐらい、トビケラもカワゲラもまるで見られなかったのは残念。その代わり、オニグルミが次々と流下してきて苦笑。
水温は16℃からスタートして最高は午後2時30分に19℃を越えた。現地は、見たところ山地渓流なのだが、上流は、開けた地形で水田なども多くあり晴れると日照によって水温がかなり上昇してしまう。
結局、この水系は一日で終了。そのまま夜に走って一迫川へ向かった。



2007年09月17日(月)

ビオトープ9月15日

ビオトープにキイトトンボが羽化

9月15日
関東地方の渓流は、まだ台風の影響があり水生昆虫ウォッチャーにはあまりよい状況ではありません。
我が家のビオトープは、台風の影響もなく、季節がどんどん進行しております。
期待した稲は、あまり実が入らず、いまだペチャンコのが多くガッカリです。もう周囲の田んぼでは稲刈りシーズン真っ盛り。多農薬、化学肥料には負けたくかなったのですが残念です。
その代わり、ヒシの根元には、実が大きく生長していました。
てっきり、この実は、水底に沈んでから大きくなるものと勝手に思いこんでいたのでビックリです。ヒシの実はおいしいらしいので、熟すのが楽しみです。
そして最近、庭先を黄色い小さなイトトンボがよく飛びまわっており不思議に思っておりましたら、なんとビオトープから羽化してました。
体長4cmぐらいで、「キイトトンボ」という種。私がよく行く渓流ではまったく見かけることはありません。
図鑑には主な生息地が浅い池と書かれており、規模の小さなビオトープはもっともこのトンボには適した環境なのかも知れません。そのかわり、このトンボ達の成長には、たくさんのメダカの仔が捕食されたかと思います。でも、そんなことはまったくそぶりにも見せず、メダカたちは元気に群れております。



2006年12月21日(木)

冬の川でもオイカワがライズ


ここは、埼玉県東松山市の都幾川。荒川水系です。
久しぶりに来てみると、この下流の瀬では、地元の方々が、ギンナンの実を洗う?というか例の異臭を放つ果肉の腐らせたヤツから種を取り出す作業をやっていました。
冷たい流れに手を突っ込んで、ギンナンをもみ洗い・・・たいへんな作業。
平瀬で水生昆虫を観察しようと来たのですが、そういうわけで、川中に例の果肉が流れ積もっており断念。
ふと、その上流プールを見ると鏡のような水面に、水紋が広がっています。(矢印)
だが、画像では、ほとんどわからないくらいの極小ライズです。
これはたぶんオイカワ(コイ科の魚。右上ph)あたりが、何かドリフター(流下水生昆虫)を食べているようです。ユスリカが羽化しているのかも知れません。
そこで流れにネットを入れてドリフターをチェックしてみました。(左上ph)
すると、ユスリカは確かに羽化しているようで、3ミリから9ミリほどの脱皮殻。それから、ネイブルコカゲロウも羽化した後の脱皮殻が入っていました。このコカゲロウは、春や秋に羽化する、体長6ミリほどの小さなカゲロウで特に秋の羽化期は長く、関東の平地だと冬にまで見られる。
それから、体長1.5ミリほどのアブラムシも意外に多く流れています。
というわけで、このプールにいるオイカワは、脱皮殻やアブラムシを捕食するためライズしていたのです。
そこで試しに、フライをキャストしてみました・・・。
ところがなかなか釣れません。ライズの水紋が小さかったのは魚体が小さいからのようです。
オイカワの、フライフィッシングでは、魚体が小さいほど釣るのが難しく面白い。一般的なフライフィッシングのようにより大物を狙うという傾向とはちょっと違う(私の好みですが・・・)
結局、#24のユスリカシャックパターンでヒットしたのは、体長6センチのオイカワ。マイレコードとしては、確か4センチだったので、この程度ではまだまだ・・・20分ほどでやっと2匹ヒット。ところがここで急に曇ってきて風が。
こういったプールのライズでは、風が吹いてさざ波が立つとライズはピタッと止んでしまう。
また風のない日に来ましょう。
冬とはいえ、雪のない平地では、オイカワ以外にもカワムツやウグイもライズして遊んでくれます。特にカワムツは口が大きく釣るのはオイカワよりもずっと簡単。お試し下さい。



2006年12月03日(日)

謎のカゲロウ!さざ波プールに飛来


埼玉県では、公園などにあるプールをオフに釣り場として再利用しているところが数カ所ある。
私の、住む鴻巣市に近い加須市にある「はなさき水上公園」でも、ルアーフライ釣り場としてC&Rで釣りが出来る。
まあ、コンクリートの公園プールでフライフィッシング・・・別に興味はなかったのです。
しかし、たまたま、フリーマーケットを開催していたこともありちょっと行ってみました。
そのフリマは、銀杏並木の下でやっておりギンナン落実の香り立つ風情で・・・つい足をプール釣り場に向けてしまいました。
さざ波プールには、少年フライフィッシャーも混じってキャストしており・・・だが、どうしたことか。その雰囲気には妙な暗さが?
水深1m以下の浅いプールは、水がかなり澄んでおり、しかも、かなりの遠浅。より深いポイントにはかなりキャストしないと届かない。
なんと、ダブルハンドのロッドを使う方まで。快晴無風の条件ではかなり難しい釣りを強いられているようでした。
・・・と見れば、このプールにライズがある。信じられないことだが、事実だ。
プールの底には薄く泥が溜まっている場所もある。ユスリカが、生息していることは当然としてもライズしているとちょっと見過ごせません。
4時間で1200円という釣り券を購入してエントリーしてみました。
ニーブーツで、ホンの少々立ち込む。ともあれ、ライズがあるということは、ユスリカのハッチがあるか、それとも何かドリフターがあるはず。
流れがあれば、その流れ出しでチェックすれば、ハッチであれドリフターであれそこでわかる。しかし、ここは完全止水。
足元の水面でチェックするしかありません。
すると・・・緑色のセスジユスリカのアダルトが浮いている。
「これかぁ」
ふと気が付けば、側壁に向かって定位しているマスが何匹もいる。
(弱っている?)
そうじゃなかった。ユスリカが落ちるのを待っている。水際産卵するユスリカがやってくるのだ。
更によく見れば、何とカゲロウのスピナーまでが水面に浮いておりまだピクピクしている。それが何だろう。種類がわかりません。見たことのないカゲロウです。
頭部の独特な形状からコカゲロウ科のヒメウスバコカゲロウProcloeonによく似ています。
ただ、マスがたくさんいてライズするので、落ちた昆虫は片っ端から食われてしまいます。
もう待ちきれなくて私もフライをキャスト。新開発のフライフィッシングアイテム、メイウイングに#18のセスジユスリカを結んでいます。
普通のルースニングインディケーターでは、着水の瞬間にマスが逃げるような状況。それだけで釣れなくなっているわけです。
最初にヒットしたマスは、銀色のボディとその斑紋から、まるでヨーロッパで見るようなブラウントラウトでした。普通のニジマスも。幅広でコンディション良く、なかなか鋭いファイトを見せます。オマケに、サケのようなサイズのドナルドソンマス?も水面直下のユスリカシャックフライに出てきて・・・。謎のカゲロウは、近隣の小川や池から飛んできているものと思われます。ちょっと追跡してみるつもりです。



2006年11月27日(月)

天竜川C&R区間2006年11月

天竜川鮎釣地区の午後

11月は3週間も郷里の森町に滞在して、「森の祭り」http://mori-matsuri.la.coocan.jp/を堪能し、それから天竜川C&R区間に通いました。
天竜川はまだスタート直後ということで、放流間もないニジマスが、どの程度ドリフターに反応してライズするかというのが気がかりだった。
初日に、最上流のダム下、中島地区で終日ドリフターをチェック。これが予想以上。
昼前からミジカオフタバコカゲロウのハッチが始まり、ウスバガガンボ、ネイブルコカゲロウ、サイドコカゲロウそしてシロハラコカゲロウまでハッチ、午後の後半には、エルモンヒラタカゲロウのスピナーも飛来。
そうなれば、後は日並みで、ドリフターの多い日に当たれば、かなり素晴らしいライズ狙いのフライフィッシングが楽しめそうで期待が高まった・・・。
しかし、釣り人が多いためか、なかなか思ったようにライズしてくれず、かなり、ウロウロ状態。
結局、釣り人のいないところ、いないところと探していくと、かなりの浅場までライズを見つけることが出来ました。
そして、ニジマスだけでなく、ハス、大オイカワまでライズ。
ただ、課題は、サイズ。結局バラした40センチぐらいまでしかまだライズしておらず、大型ニジマスがライズするまでにはもう少し時間が必要なようです。去年のデータから見ると、大きなユスリカがハッチして、ピューパがどんどんドリフターになってくる頃良いライズがあった。ということは、もう少し水温が下がった頃の方がよいのかも知れません。

まあ、いろいろ課題はありますけれども、晩秋から冬期にこんな広々した渓流で、水生昆虫を見ながらライズの釣りが出来るというのは最高でしょう。