4月18日静岡県狩野川のライズ


鏡のようにフラットなプールでライズしていたヤマメは、ドリフターや現場検証から、プールへの落ち込みで発生したサンクン(水面直下から水面下に沈んだドリフター)と判断され、しかも、より効果的に釣れそうなのはヒラタのサンクンイマージャーあたりだと考えました。それで、トロトロ流れのプールであることでもあり、ティペットは、フロロカーボンの8Xを使い、フライとMWの間隔は20cm。使用前にフライはよく水中で揉んで、着水後すぐ水になじむようにし向けた。
このMWとフライとの間隔、20cmは、結果的データ。実は、最初40cmで、キャストしたのにまったく反応無し。ライズ形態をよく見ると、垂直浮上してきて、水面付近の何かを捕食し即回転して垂直潜行していた。通常なら、水面付近に定位してライズするところをかなり警戒しており、姿を見せないでライズしていた。
その為、逆に水面付近だけに注目しているのではないかと考えて、水面直下から水面付近の浅めにフライを漂わせるよう間隔20cmでやってみたところ、すぐにヤマメが反応してきた。
ここでも、MW使用法の原則どおり、浮いたフライは出来る限り間隔を長く取り、沈めるフライは、間隔を短く取るというのが正解でした。