2009年03月17日(火)

シロハラハッチ近し!!


3月16日。午後から近くの川へ、飼育用ニンフの採集に行ってみた。ここは、埼玉県荒川水系都幾川。川としては平地流でヤマメの生息域よりも下流。ここは、水源が低山地にあり、気候が春めいてくると、すぐに水温が上がる。つまり、一般渓流の先触れ的にハッチ状況がわかる。
もともとこの時期は、これからの羽化シーズンを控え、川の中は一年でも最も多種多様に水生昆虫が観察出来る頃なのだ・・・・だが、最近の川は油断ならない、工事や人為的水質の急変などから水生昆虫激減なんてこともことも珍しくはない。
・・・などと心配しながら、川にネット入れる・・大丈夫だった。シロハラコカゲロウ、オオマダラカゲロウ、オオクママダラカゲロウ、ウスバガガンボ、オニヒメタニガワカゲロウ、オオヤマカワゲラその他。ぞろぞろと入って来た。
特に、シロハラコカゲロウは、ウイングパッド(翅芽)つまり、成虫になったときに翅になる部分がすでに濃褐色に変化しており羽化間近いことがわかる。いよいよ、ハッチシーズンが始まる。急げ渓へ。