◎RICAシステムの課題
ドラッグの発生 ※Fは流水の方向
Aは、Bポイントのライズに対して、クロスで「ドライフライ」をキャストした状況。
そのまま、ドリフトしていくと、Bの様になり、リーダー・ラインが流水からのドラッグを受けてフライは不自然に手前側へ引き寄せられてしまいます。もちろんこれでは釣れません。
これは、こういったクロスキャストでは、普通に発生するドラッグのパターンです。だがこれでは、RICAも何の役にも立ちません。
このようなクロスキャストは、「出来るだけ避ける」か、Cの様に「カーブキャスト」をすれば問題は解消されます。
カーブキャスト以外でも、キャストの最後に大きく上流側へロッドを倒す「リーチキャストD」。あるいは、キャスト後すぐにCの様にラインを跳ね上げて「メンディング」することによっても解決出来ます。
○極細ティペット(9X以下)使用について
RICAparaを9X以下、0.25号、0.2号等のティペットで使う場合、まれにキャスティングによる糸ヨレが生ずることがあります。
その対策としては、「ハックルを短めにカット」することで防げます。
しかし、一番の対策は、極細ティペットを使う際にはRICAを使うことです。