2005年09月17日(土)

ミズーリリバー


ミズーリリバーを、フライフィッシング的に有名にしているのは、オルターダム下流のテイルウォーターエリアだ。モンタナ州の州都ヘレナからルート15を北上したCraigという村というか小さな集落がその中心となっている。ここにレストランやフライショップ、宿泊施設もある。
写真は、そのCraigの下流二つ目の平瀬。ただ平瀬といってもアメリカサイズで、瀬幅200メートル、長さ600メートル以上もある。だから、立ち込みながら写真にとっても、湖なのか川なのかわからないほど。
7月の下旬、この広大な瀬では日中ずっと、至る所でライズがあった。主に45cmアベレージぐらいのレインボウトラウトがライズ。大量のドリフターが流れていたのだ。
この瀬は、メロン大以下の小さな底石が主で一面に水草が生えている。流れは強いが、水深がだいたい1m以下の場所が多く、いいポイントに立ち込むことが出来る。
この日のドリフターは、現地通称PMD(アップルグリーンのマダラカゲロウ)ダン、イマージャーにスピナー。それから、キャリベイティススピナー。シナモンカディス(シマトビケラ)。トライコ。ベイティスなど。
このミズーリリバーは、支流がマジソンにギャラティンというぐらいの大河川。数箇所のダムで取水されてはいるものの、春から初夏の雪解け水で水量が多いと立ち込みは不可能であり、7月中旬以降の釣り場となる。
ともあれ、ライズに対してフライフィッシングをする川としてはとてつもない規模の川であり、水生昆虫やマスの生息量はどちらも川同様に巨大スケール。素晴らしく爽快な川である。