2005年02月21日(月)

カリタ式ドリフターチェックその2

水中から見たドリフターネットです。
ネットの大きさは、幅25cmこれで水面上から水面下5cmまでのドリフターを集める。今やっているのは、30分毎にネット内のドリフターを集め、サンプルにしています。
それを通常、朝から夜までやるのが一カ所のチェック方法。
これに入ってくるドリフターとは、
・羽化に失敗した水生昆虫の亜成虫や成虫。
・産卵中や産卵後の成虫
・落下した陸生昆虫
・水面羽化個体
・水面下を移動中のピューパ
・水中羽化失敗のカゲロウ亜成虫
・羽化行動中の幼虫(イマージャー)
・幼虫、弱った幼虫、脱皮殻
つまり、ここから得られるデータは水面付近で魚が食べている捕食物そのものであり、羽化データも具体的時系列でわかるわけです。
また、川底を流れそうな幼虫でさえもかなりの確率で水面下を流下することがわかりました。